女性SE向けの転職先としては、大手SIerが挙げられます。
SIerとはコンサルティング業務を中心に行い、コンピューターシステムを開発する企業のことです。
ポイントとなるのは大手であることで、大手SIerで働けるとある程度プライベートを重視できる可能性があります。
すでに結婚している女性の場合は、夫の転勤の都合で引っ越しを余儀なくされることもあるでしょう。
大手SIerは各地に支店がある可能性が高く、引っ越し先に支店があれば自分もそこへ異動を志願し、夫の単身赴任や自分の退職を回避できます。
また、大手は福利厚生が充実しており、女性が働きやすい環境整備に努めている場合も多いです。
たとえば、育児休業などの取得のしやすさ、各種手当の充実などが挙げられます。
労働組合がきちんと機能していれば、休暇や手当などはより保障されるでしょう。
特に妊娠や出産を希望している女性は、産前産後の勤務体制や育児休業の取得のしやすさなどをしっかり確認することが大切です。
さらに、大手なら女性のキャリアパスの道筋があり、仕事ができれば3年後、5年後、10年後の自分の立ち位置も確立できます。
企業として女性管理職を育てて増やしていくことを目標にしている職場もあり、実際にその数は段々と増えてきているのが実態です。
そのため、管理職に向けて必要な努力を積み重ねれば女性でも大きく昇進することが可能で、その支援も企業がサポートしてくれるでしょう。